どう言ったら良いんだろうか
「お母さん、次に脳波の検査するのって、
いつなん❔」
「どうして❔」
「だって、そこで異常無かったら、
薬、やめられるでしょ」って。
こんな時、何と返答するのが、
正解なんだろう。
「まぁ、お母さんは、
お医者さんじゃないから、わからないよ…
その時に、先生に聞いてみいとね」
としか、言えませんでした。
若年性ミオクロニーと、
強直間代発作を併せ持っている息子。
若年性ミオクロニーは、
生涯、薬を止める事が出来ないと聞く。
(もしかしたら、例外もあるかもしれません
し、今後、もっと良い治療法が確立されて、
完治する病になるかもしれないけれど)
今はまだ、自分の疾患を、
正面から受け止められていない息子に、
今から、「薬は、一生、やめられないんだ
よ」なんて、言える訳がない。
別の日には、
「人生に疲れた」
「人と関わるのが面倒臭い」
「好きな事だけして生きていたい」
とか、完全に病んでいる発言。
こんな時にも、何て言ってあげたら良いの
か、わからない。
「じゃぁ、学校も辞めて、
1日中、ゲームして生きて行けば良いじゃん」
と、私の中の、悪魔が顔を出す…
もちろん、そんな事、本心じゃないし、
言う訳無いけど。
『てんかん』と言う疾患を抱えて生きていか
なければいけない不安感、いつ倒れるかもし
れないと言う恐怖感。
到底、私には想像もつかない位、
辛いんだと思う。
でも、どんな疾患があっても、
生きていてくれさえすれば、それで良い。
欲を言えば、自分の疾患と向き合って、
楽しい人生を歩んで欲しい。
こんな親の思いに、気付いてくれる日が来る
んだろうか。